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観た映画を記録するのみ。感想休止中。

オアシス:スーパーソニック

2016年/イギリス

監督:マット・ホワイトクロ

出演:OASISの皆さんや家族など


SUPERSONIC | OFFICIAL OASIS DOCUMENTARY FILM TRAILER [HD]

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OASISドキュメンタリー映画。豪雪で上映中に観に行けなかったのを悔やんでいたのですが、有難い御友人が購入したDVDを一緒に観ました。

わたしは音楽が好きですが、作った人に興味を持つことはそんなにありません。だからこういうミュージシャンのドキュメンタリー映画はあまり観たことがなかったのですが、ノエルとリアムは人間としてメチャクチャで見ていて面白かったです。音楽で才能が開花してほんとうに良かったね。

ドキュメンタリーなので特に深い考え事をせずに観られました。結成から1996年くらい?までの数年で終わっています。鳴かず飛ばずの時代からたった数年、25万人を動員したネブワースでの野外ライブ。そこでこの映画は終わりです。きっとこのライブは区切りだったんだろうなと。周囲が盛り上がるにつれて疲弊していく作り手がコミカルに描かれていました。

とにかくドラッグアルコールロックンロール、メチャクチャばかりしていた。何かを創出するためには自分を傷つけて減らしていく必要があるんだと伝わってきた。

幼いころ離縁した家族が、有名になった子供にたかりにくるというよくある悲劇も二人に起こっていた。父親が録音した電話の音声をダイヤルQ2みたいなので流して儲けるという、この世のものと思えない悪趣味。二人も母親も、どんなやりきれない気持ちだっただろうか、それをぶつけられる相手はいたのだろうか。

観ているあいだじゅうずっと、この曲たちが流れていた実家のテレビを思い出して懐かしくなった。わたしが幼い頃、テレビでは常にMTVが流れていた。母親の趣味なんですが、当時の母親の目にOASISはどう映っていたのか、どう聴こえていたのか、子どもと一緒に聴くときどんな気持ちだったのか。そんなことを考えたりしました。

<メモ>

・日本でのライブツアーの様子もあって、日本人がたくさん映ってたんですが、当時こんなファッション流行ってた!と懐かしい気持ちになった。

OASIS=懐かしい、ということはみんなこの映画を観て懐かしい気持ちになるんだろうか。なんていうか、物悲しいきがする。