長回しが好きだという話
いわゆる「長回し」が好きである。
好きになったキッカケは明確にあって、これ。
大変素晴らしい、UAの「プライベートサーファー」のPVである。これが収録されているDVDも持っているほど。(YouTubeにあるなんて脱力である)
いま改めて観ると、正確には長回しというよりいわゆるパンというやつなのかも知れないが、とにかくたいへん素晴らしくうつくしい。少女のころ感銘を受けた。なんの因果かこの作品に出てくるボロアパートによく似たところに、現在すきこのんで住んでいるのもこれが潜在意識下で影響していると言えなくもないかも知れないかもしれない。
映画で長回しというと。どうやら王道は「黒い罠(1958年/アメリカ)」のオープニングのようだ。これはYouTubeにたくさん上がっていて、確かに長回しの元祖という感じ。最後の最後、入国管理官のエキストラが台詞をとちりまくって何度も何度もやり直したらしい。(夜のシーンなのに夜明けが近づいてきて現場が焦って、それでもまだとちるので、結局はアテレコしたんだとか。)
わたしが近年観た映画で感動した長回しはと言いますと
言わずもがなの「ラ・ラ・ランド(2016年/アメリカ)」
あと2年くらい前に映画館で観た「007 スペクター(2015年/イギリス)」
最初のシーンがすごかった記憶があるけどラストとかは覚えてない。
あと「ゼロ・グラビティ(2013年/アメリカ・イギリス)」!これは本当に大好きな映画。また観たいと思っている。
あと、もちろんというか言わずもがなオブザ言わずもがなの「シャイニング(1980年/アメリカ)」、三輪車でガーのシークエンス。
というふうに長回しに思いを馳せているのには理由がありまして
こういった映画が5月に日本で公開だそうです。スリラー・長回しと好きなものづくしで、たいへん楽しみです。近所の映画館にいらっしゃることを願って今夜は眠ります。
<メモ>
CineFixによる長回し映画ランキング。