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観た映画を記録するのみ。感想休止中。

不思議の国のアリス

原題:Alice in Wonderland

1951年/アメリ

監督:クライド・ジェロニミ

制作:ウォルト・ディズニー・プロダクション

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好きなシーン

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アリスが夢の中で大冒険する話。

これは、懐かしいなーと思っていわゆるワンコインDVDを買って、観ないまま家にあったもの。疲れたので観てみました、短いし。

まず、子どもの頃こんな素晴らしい作品を観ていたのか私は!?という驚きと、1951年にこんな作品を作れていたのかアメリカは!?という驚愕!1951年って。

冒頭に載せている写真のシーン。いもむしのおじさんが水タバコを吸っているところが子供の頃から魅力的で、マッシュルームも出てくることだし、サイケばやりの時代(60年代?)の作品だという思い込みがあったのだけど、1951年…。日本では鉄腕アトムですらやっとこの12年後に生まれているのである、やはりディズニーは凄い。よくディズニー作品に対して「手塚治虫のパクリだ」と言われていますが、なんていうかそれはもしかしたらそうかも知れないけど、青は藍より出でて藍より青しというかそんな感じなんではないでしょうか。

トランプの兵隊が行進するシーン。お茶会のポットが楽しそうに跳ねるシーン、お花が楽器のように歌うシーン(花って確かに顔に見えたり犬に見えたりする、この作品の影響なのかも知れないが)。ドアノブが顔になっていたり、スコップの鳥、食べられちゃうオイスターたち、傘のフラミンゴ、そしてバターつきパン蝶(一斤セット)!子どもの空想力を鼻で笑うほどに勇ましい、大人たちのロジカルな妄想が詰まった作品。創ってくれてありがとうアメリカ人。子どもの頃に観せてくれてありがとう我が母親。あらためて楽しめました。

 

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この表情(左側)がシュールでツボに入ってめちゃくちゃ笑った