ゴーストワールド
2001年/アメリカ
監督:テリー・ツワイゴフ(原作:ダニエル・クロウズ”GHOST WORLD")
出演:ソーラ・バーチ、スカーレット・ヨハンソン、スティーブ・ブシェミほか
好きなシーン
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女の子の依存と自立の映画。
原作より
一番といっても言い過ぎではないというか、映画を好きになるきっかけになったような映画です。少なくとも50回は観てると思う、台詞や流れる音楽も殆ど覚えてるほど。台詞も特徴的というか原作に忠実で、totally,rules,riotあたりのスラングはこの映画から学んだ(使うときないですが)。何度観ても飽きることなく、どうしてか1年に数回観たくなるときがある。そして、観るたびに違うシーンでハッとしたり、小道具や表情など細かい部分の意味に気がついたりする。
好きだと思った男性も寝た瞬間になんかやっぱり好きじゃないような気になってきて無視したりして。幼馴染と一緒に住む約束をいきなり反故にしたり、やっぱり一緒に住みたいと喚いて呆れられながら許してもらったのに、やっぱり辞めたり。人を振り回して傷つけて、ほんとに行動だけ見たら酷い女の子なんだけどこのクズっぷりは共感しないではいられないのです。ものすごい性格ねじまがってるんですが、わたしもものすごい性格ねじまがってるので自分を見ているようで随所で泣けます。とにかくコメディや人物描写、ファッションや色使いが見ていて楽しいくせに、最後は不安で終わる。
原作の漫画も持っているのですが、ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンは奇跡のキャスティングだと感動します。2人とも漫画から抜け出してきたよう。特にソーラ・バーチはこれ以上ない見た目と演技!スカーレット・ヨハンソンも、かすれた低い声が本当に可愛い。
台詞だけでなく全体の雰囲気が原作に忠実で、原作への愛と敬意が伝わります。
次に観るのはいつだろうか、そんでその時わたしは何を考えるんだろうな。観るたびに、初めて観たときの気持ちに引き戻されるというか、10年経ってもずっと変わらず好きなものって人生でそうそうないので、生きているうちはずっと宝物です。
これはメイキングから。べったり。ソーラ・バーチはいま何をしているんだろう。いまも第一線でイケイケのスカーレット・ヨハンソンをテレビや映画館で目にして、この頃のことをたのしく懐かしく思い出したりしているんだろうか。