銀河ヒッチハイク・ガイド

2005年/アメリカ 109min

原題:The Hitchhiker's Guide to the Galaxy

監督:ガース・ジェニングス(原作:ダグラス・アダムス

出演:マーティン・フリーマンサム・ロックウェルゾーイ・デシャネルモス・デフほか

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映画のポスターはちょいダサですが、小説の表紙(右)は大好きです。DON'T PANIC!!

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銀河バイパス建設のため地球が取り壊されてしまい、パジャマのまま取りあえずタオル持って宇宙に逃げて本を頼りにヒッチハイクする話。最高に面白い映画!

 わたしはこの原作の小説「銀河ヒッチハイク・ガイド」が(続編も含め)とにかく超・大好きです。好きな小説の映画化ってガッカリ率が高いので躊躇いがちなのですが、原作者のダグラス・アダムスが脚本と最近知り、観てみました。

 がっかりするかな…とこわごわ視聴したところ、タイトルメニューが出た瞬間「好き!」と叫びました。そして本編再生直後に「大好き!!」と叫びました。楽しい歌で始まるんですが、その一連の歌で「愛してるー!!」と絶叫。開始1分で人間に対しても滅多に言わないレベルの単語をプレステ2に何度もジタバタと絶叫。もう、自分の好きなもの・センスにぴったりすぎて開始後一瞬で恋に落ちた。というかタイトルメニューのつくりだけで好きだと思った。「無限不可能性ドライブ」てメニューがあるんだよ!

ある朝、主人公の家がバイパス建設のため立ち退き(取り壊し)を要求されるところから話は始まります。そのあと、地球が銀河のバイパス建設のため取り壊されます。意味わかんないと思いますが、深く考えずにそういうのについて来いって感じの話です。で、「銀河ヒッチハイク・ガイド」という”宇宙をヒッチハイクする人のために書かれた電子の本”を持って旅に出ます。ちなみに銀河ヒッチハイク・ガイドというのは、

小熊座ベータ星にある大出版社メガドード書房で出版されている電子本(より正確には、亜中間子=電子装置)。3×4インチほどのディスプレイと100個ほどの押しボタンがついている。多くの遺漏があるにも関わらずよく売れており、一日に30アルタイル・ドル以下の費用で宇宙の驚異を見て回りたいヒッチハイカーには必需品である。表紙はプラスチック製で、表紙には親しみやすい大きな文字で『あわてるな』(Don't Panic、パニクるな)と書いてある。

という設定。面白そうでしょう面白そうでしょう!

 ストーリーがあるようでまるで無いような話なのですが、Wikipediaに詳細すぎるほど詳細に説明が書いてあるので興味のある方は読んでみて下さい。読んでも意味わからないと思いますが、最終的には、地球はネズミが支配してて、すべての答えが「42」という話です。

 映画化にあたって、原作に出てこないキャラクターや設定がありました。とくに大統領がちょっとウザめで(真面目にウザいな)と思った。あとやっぱり小説はそれなりに長いので、109分に収めるために結構省かれてる場面や道のりが多い。でも本当にジタバタするほど面白かった。ワープするときの宇宙船がパッパッて色んなものに変身するとこは、頭で想像していたのとソックリで嬉しかった。ほんとうに観ているあいだ、ずっとニコニコしていたと思う。最初の歌、いろんな宇宙人、星を受注して建設する会社。最後に新しい地球を作り直して、生命発生プログラムを動作させたあとの、美しい、たいへん美しい生命の描写。美しすぎて本気でダラダラと嬉し泣きをしました。こんな経験は映画では初めてです。映画で嬉し泣きって何なんだよ、琴線が謎だ。でも美しい映像で泣けるなんて、私は嬉しい。

翻訳・SF界隈、そして起承転結のない話なので小説は好みが分かれるかもですが、続編含めて全て面白いです。そして映画も続編がある感じで終わってましたが、ダグラス・アダムス氏はこの映画の制作中に亡くなったそうで…制作は頓挫したのかもしれません。映画の最後に「彼に捧ぐ」と出ていました。素敵な物語と映画をありがとう。ネズミとイルカを見るたびにこの感謝の気持ちを思い出すのだろうと思います。

 

 ▼いろんな宇宙人が書類提出のために順番待ちしているところ

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▼星をつくる会社。岩山を塗っているところ

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▼海をつくっているところ

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▼地球を発注した(つくった)いちばん賢い方からの要求

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<メモ>

制作、アメリカなんだな。脚本も主演もイギリス人で作中もイギリス英語がよく耳に入ってきたけど、やはり映画はお金がかかるのだろう。でもやっぱり地球の終わる前にパブ行ってた。イギリス人だから。

 

▼素晴らしいオープニング。歌詞が大変素晴らしいのです。ちなみにイルカは地球で二番目に賢いいきもの

 

▼ノリのよいGoogle

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