サバイバルファミリー
2017年/日本 117min
監督:矢口史靖
大規模な停電になったので東京から脱出し、鹿児島まで主に高速道路をチャリで移動する家族の映画。お父さんはカツラ無しで生きて行けるようになり、私達はバッテリー液が飲用水になることが学べる。
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育った土地でロケをしていたのが結構話題になっていたので観てみました。というか、東京都~山口県あたりまで結構いろんなとこを転々とするので、「うちの近くでロケやったんだって~」と西日本全域で話題になっていそうです。
山口~鹿児島までの移動がまるっとカットされていて(SLに乗っているシーンから浜辺まで一気に移動する)、そこも観たかったなと思いました。内容は、ポスターを見て『こんな感じかな?』という想像を裏切らない感じの映画でした。
東日本大震災のときの色々な体験談を聞くことがありますが、それが何ヶ月、何年と続いたらこんな感じなんだろうなと想像し怖い気持ちにもなり、同時に、何かから開放されるような、なんとも言えない気持ちでした。映画の中でも『この状況を楽しまなくちゃ』というアウトドア一家みたいなのが出てくるんですが、それにも違和感を感じないでもなく。
全般的にコメディで最後もあたたかいヒューマンドラマなので、西日本に住んでる方は家族で観ると面白いかも知れません(単純に知ってる土地が出てくるだけで面白いですよね)。意図的なのか聞き逃しただけか不明ですが、家族の名前が一度も出てこず「お父さん」「お母さん」「あんたたち」とだけ呼び合ってて、なんかそこが良かったです。あと大阪で、水族館の前で炊き出し(海鮮鍋)やってて面白かったです。そうなるよなぁ。
私がこの状況になったら、登山グッズ一式とさいとう・たかを先生の『サバイバル』全巻持って出発しそうです。
今日お昼に辛い担々麺食べたせいでちょっといまお腹痛くて早く寝ようと思ってて、あんまり書く気分じゃないのでアレですが、気分が気分なら色んな言葉で細かい部分をアレコレ言ってたかも知れません。お腹よ優しさと戒めをありがとう。
▼野犬に襲われてる深津絵里を救う。町おこしの匂いがムンムンする猛々しい登場シーン
▼知り合いの家映らんかな、と窓の外を一生懸命観た。(いちばん一生懸命観たシーン)
▼さいとう・たかを先生の名作。(※アフィリエイトではございませんので購入を検討される際はどうか好きなサイトでお求め下さい)
サバイバル 文庫 全10巻+ 外伝 完結セット (リイド文庫)
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