メッセージ
2016年/アメリカ 原題/ARRIVAL 118min
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーほか
巨大な謎の物体が全世界の12箇所に突如あらわれ、中にいる宇宙人に一生懸命コミュニケーションを試みるうちに何か能力が身につく映画。
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公開時に結構な話題になっており、映画館で見逃してしまったのを酷く悔やんでいた作品なのですが、やっとレンタルすることができ鑑賞しました。
主要人物の人となりや設定説明を極力省いているというか、結構な序盤から「宇宙人だ!」「SFだ!」とワクワクに持っていってくれてかなり面白かったです。宇宙人とコミュニケーションをとるために、まず主人公は英語という言語を教えるのですが、宇宙人の返してくる言語は当たり前だけど宇宙語で(↓うしろに貼ってあるやつ)
1ヶ月弱かけてだいたい解析できるようになるんですが、それがまず単純に凄いです。英語↔宇宙語の翻訳装置みたいなのがあって、それが面白かったです。
「考え方・行動は言語によって変わる」という説のもと(個人的にはものすごく共感、国民性もそうやって根付く部分が大きいと思います)、仕事ばかりしている主人公は次第に宇宙語寄りに思考が傾いていき、なんとあんな能力が…そしてあんな事が…ゴホゴホ
謎の巨大物体は世界中のあらゆる場所に現れているのですが、当たり前ですが国によって対応が違って。軍事攻撃に出る事を決める中国とロシアが名指しで悪者役だったので驚きましたが、最後にはみんな(たぶん)いい感じにまとまるっぽいです。
映画のなかでは北海道にも出現していたのですが、実際にこういうのが起こったら、日本では写真を撮りに行く人々で溢れそうです。Tシャツとかキーホルダーとか売ってそう。
観ているあいだ「めぐりあう時間たち」「エターナル・サンシャイン」を思い出しました。あと”何かの専門家である女性が大活躍”という共通点で「ゼロ・グラビティ」も思い出しました。
ちゃんと映らないんですが、宇宙人が徹底的に可愛かったです。なんか独特で不思議な映画で、うまく言えないけれど、これはほんとに映画館で観たかった…。
▼筋道立った説明ができないけど、感覚的にこれの逆バージョンて感じでした