100,000年後の安全
2010年/デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア 75分 原題:Into Eternity
監督:マイケル・マドセン
出演:マイケル・マドセン、ほかいろいろ
どんな映画:放射性廃棄物
見もの:
鑑賞きっかけ:映画ブログ
感想:これは、最近まで知らなかったんですが凄いタイミングで作られた映画だったんですね。
オンカロと呼ばれる放射性廃棄物処理施設があって、なんと無害化すると言われる10万年後まで地下に埋めとくんですね。
で、その是非は置いといて、何世代も先の人たち、話す言葉も知能も違う人たちに、「これがどんなに危ないか、100,000年間どうやって伝えていくか」という試行錯誤。ものすごい興味深かった。
看板を立てるのか。文字だと分からないから絵にするべきか。ムンクの叫びとか、棘がたくさんある絵を描いておけば生理的に不快で効果があるのでは。口頭で下の世代に伝えて行くといい。しかし、そもそも、入るなって言われて入らない人がいるのか?いやいや、きちんと何が入ってるか説明したら大丈夫だろう。いや、ウランと分かったらますます欲しいだろう。核兵器も作れる…
一休さんみたい、とか笑いそうになっちゃうけど、これを至極真面目に考える人たちがいるという点、そして笑いそうになっちゃった私の当事者意識のなさ。結局、自分の死んだあとなんて、別にどうなってもいいって思ってるんだろうか。
面白かったか:面白かったけどウーン
好きか:好きかどうか、ウーン