読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ネットレンタル進捗

 下記のエントリで書いた件ですがその後如何でしょうか。如何でしょうか自分。

無料期間も含めて、借りたのは8本。そのうち有料期間に入ってから観たのは3本。ちなみに月額は2,014円なので…、単価がエライ高いですね。

使ってみて、うーん…と思う点。

①2本ずつしか借りられない

②タイムラグがある(クズなので、あーポスト行くの忘れたー。というのが多い)

コスパ悪い(その人のライフスタイルに依ると思うのですが。)

良い点はやっぱり作品数が多いこと。「アート・スクール・コンフィデンシャル」なんて、あることに感動しました。あと、監督名とか主演名などで探せるのもいい。続編があればサジェストが出るし、観た人のレビューや点数なども参考になる。作品賞受賞、とかの経歴もわかる。

 

2本ずつしか借りられないので、毎回ものすごい厳選するんですね。それは楽しいといえば楽しいですが、なんていうか観たいものしか観ないっていうか、いやそれでいいんだけど、厳選しすぎてしまって「その場の気分とか勢いで借りてたタイプのもの」を観なくなってしまいます。具体的に言うと猿の惑星なんですけど。

ちなみにいま「借りたいものリスト」は56本あります。いまの視聴ペースで2本ずつ借りてたら3年くらいかかる気がします。よつばと!の最終巻とどっちが早いか勝負しますか。

f:id:hidali_kiki:20170523232332j:image

現時点でのリストを書いておきます。みたことあるやつ(もう一回観たいやつ)もポイポイ放り込んでるので、全て未視聴ではないです。

DVDって、パッケージを手にとって裏の解説みたりするのもたのしかったんだなと思い知りました。店舗にないようなのだけガーッと借りてから解約しよかな…という気分になってしまっております。うーん、毎日のように観れる時間が取れたら最高にコスパ良いんだろうな。

▼いまの借りたいリスト▼

続きを読む

インド・オブ・ザ・デッド

原題:GO GOA GONE

2013年/インド

監督:クリシュナ・D・K・ラージ・ニディモールー

出演:サイーフ・アリー・カーン、クナール・ケームー、ヴィール・ダースー、プージャー・グプター、アーナンド・ティワーリー、ほか


Go Goa Gone (Unseen Trailer) | Saif Ali Khan, Kunal Khemu, Vir Das & Anand Tiwari

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

インドのビーチリゾート・ゴアの離島でゾンビが大量発生する映画。日本の公式ツイッターえらく捨て身だったことで、公開時話題になりました。

様々なハリウッド映画のパロディを交えた、B級中のB級ゾンビ映画なんですが。序盤からゴアに行くまであたりはかなりハイセンスというかスピード感があって、洗練されていて単純に面白かったです。音楽もよい。

登場人物の、いかにも頼りになりそうなおっさんが本当に最初から最後まで無駄なく頼りになるのです。そのチートっぷりは小学1年生における4月生まれの子のようなのです。なので大したピンチもなく、「手に汗握るハラハラドキドキ!」はありません。

「インドにゾンビがいるわけないだろ!」「何言ってんだ、グローバル化の時代だぞ!?」って喧嘩したり、「ゾンビのフリしたら意外とバレないかも!映画で観たし!」ってゾンビのフリしたり(わりと成功していた)、書ききれないけど終始コミカル。いわゆる”死亡フラグ”を意図的に試したり避けたり、という国籍問わず笑える部分が多かった。

ドラッグは良くないね…という感じのメッセージが若干伝わってきましたが、エンドロールでぐちゃぐちゃにラリってるあたり、あぁ安定のインドだね。と思いました。

ゴアってイビザ島みたいなレイブパーティが夜な夜な繰り広げられてる場所らしいのですが、ビーチもあってインドの熱海っていうか、新婚旅行の定番(熱海=新婚旅行というのは過去の話ですが)らしく、いつか行ってみたいなーと思います。個人的にはゴアの街とか、離島以外の描写がもっと観られたら楽しかったです。

最後、ゾンビと一緒に派手なカーテンコールがあってほしかったですが…残念。「アタマを空っぽにしてひとときボーっとしたいんです…」と後輩から相談を受けたら勧める映画かも知れません。

<メモ>

・最初、ふたりが観てる映画がMJのスリラーのインド版で面白かった

・よーし笑うぞー、と期待値高すぎる状態で観たのが敗因。娯楽に勝敗求めてはいけませんが…

・原題がすごく好きです。日本の配給会社のかたも原題には拘りを持ってたようで。

・踊ってくれよー。これはほんと残念。

ゴーストワールド

2001年/アメリカ

監督:テリー・ツワイゴフ(原作:ダニエル・クロウズ”GHOST WORLD")

出演:ソーラ・バーチスカーレット・ヨハンソンスティーブ・ブシェミほか

f:id:hidali_kiki:20170513004459j:plain

好きなシーン

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

女の子の依存と自立の映画。

f:id:hidali_kiki:20170513010532j:plain  原作より

一番といっても言い過ぎではないというか、映画を好きになるきっかけになったような映画です。少なくとも50回は観てると思う、台詞や流れる音楽も殆ど覚えてるほど。台詞も特徴的というか原作に忠実で、totally,rules,riotあたりのスラングはこの映画から学んだ(使うときないですが)。何度観ても飽きることなく、どうしてか1年に数回観たくなるときがある。そして、観るたびに違うシーンでハッとしたり、小道具や表情など細かい部分の意味に気がついたりする。

好きだと思った男性も寝た瞬間になんかやっぱり好きじゃないような気になってきて無視したりして。幼馴染と一緒に住む約束をいきなり反故にしたり、やっぱり一緒に住みたいと喚いて呆れられながら許してもらったのに、やっぱり辞めたり。人を振り回して傷つけて、ほんとに行動だけ見たら酷い女の子なんだけどこのクズっぷりは共感しないではいられないのです。ものすごい性格ねじまがってるんですが、わたしもものすごい性格ねじまがってるので自分を見ているようで随所で泣けます。とにかくコメディや人物描写、ファッションや色使いが見ていて楽しいくせに、最後は不安で終わる。

原作の漫画も持っているのですが、ソーラ・バーチスカーレット・ヨハンソンは奇跡のキャスティングだと感動します。2人とも漫画から抜け出してきたよう。特にソーラ・バーチはこれ以上ない見た目と演技!スカーレット・ヨハンソンも、かすれた低い声が本当に可愛い。

台詞だけでなく全体の雰囲気が原作に忠実で、原作への愛と敬意が伝わります。

次に観るのはいつだろうか、そんでその時わたしは何を考えるんだろうな。観るたびに、初めて観たときの気持ちに引き戻されるというか、10年経ってもずっと変わらず好きなものって人生でそうそうないので、生きているうちはずっと宝物です。

 

f:id:hidali_kiki:20170513010730j:plain

これはメイキングから。べったり。ソーラ・バーチはいま何をしているんだろう。いまも第一線でイケイケのスカーレット・ヨハンソンをテレビや映画館で目にして、この頃のことをたのしく懐かしく思い出したりしているんだろうか。

ドニー・ダーコ

2001年/アメリカ

監督:リチャード・ケリー

出演:ジェイク・ギレンホールジェナ・マローンドリュー・バリモアほか


『ドニー・ダーコ』 予告編

ーーーーーーーーーーーーーーー

冴えない感じの暗い青年が徘徊ババアやウサちゃんと出会っていろいろあってBTF的に女の子を助ける映画。

Wikipediaによると”一度では理解できない複雑な筋立てによってリバースムービーと呼ばれて話題になった”そうである。一度では理解できない複雑な筋立てでもなく(知力の関係で理解できていないだけかもしれませんが)、「リバースムービー」という表現もしっくりしない。が、内容を全然知らないで観たのでコミカルなところや青春っぽいところが意外と楽しかった。スローモーションと早送りの演出も楽しかった。

観てて、いろんな映画のオマージュが混ぜ込んであるんだろうなーという雰囲気がした。ガールフレンドと映画館に行ってホラー二本立てを観るんだけど、作品が「死霊のはらわた」と「最後の誘惑」だったり。夜の住宅街を自転車で走るシーン(明らかにE.T.ぽい)があったり。「ローズマリーの赤ちゃん」を彷彿とさせる台詞があったり。(多分これは好きだから思い出しただけですが)そのほか、観てるあいだに「ゴーストワールド」「時計じかけのオレンジ」など思い出しました。

ウサちゃんが出てくるシーンは(おや!SFホラーかな!?)と物凄くワクワクしたし、タイムマシーンについて先生が一生懸命教えてくれたり途中ものすっごい楽しい成分満載!!要素を思い出せるだけ列挙しますと、親同士のトラブルや学校内の問題、思春期の悩み、政治の話、受験、人種差別、暴力、性、道徳問題、有名な著者が児童ポルノで捕まったり、エクトプラズム出たり、酒飲んで銃ぶっ放して薬やってハロウィンパーティしたり、先生(ドリュー・バリモア)がクビになったり、神や宗教について…と年末にデパ地下で売ってるオードブルのよう。が…、結局ぜんぶ関連性が分からないというか、気持ちのやりようがいまいちもやっとしたまま終わり。あらゆるモヤモヤも解消しないままリセットされる。「恐怖」というキーワードがよく出てくるものの、それを克服したりそれに飲み込まれたりということもなく。あらゆる悩みは時間の前で全くの無意味である、という仏教思想かもとか考えてしまいました。

続編があるそうですが、観るかも知れません。観ないかも知れません。90分に収めてくれたらな…というのが感想です。

<メモ>

・クレジットのフォントがかっこよかった(下図)。ヒンズーフォント(と勝手に呼んでる)ぽくって。「破壊は創造だ」と何回か言っていたし。

f:id:hidali_kiki:20170510230659j:plain

・中国人の女の子のでっかいノートと盗聴は、結局主人公のこと好きだったから?なんなの?

ドリュー・バリモアがクビになったとき「教え方が悪い」という理由だったけどその描写あった?なんなの?

・「一番美しい英単語は”地下室の扉(Cellar door)”よ」と最後に教えてくれたのって何かの伏線ではないの?なんなの?

・書いてて思ったけどあのお手紙をINした→徘徊ババアがデロリアンしてくれたってこと?飛行機関係ないの?じゃぁ帰りの飛行機でリフレインしてたやつ(男性教師の台詞)関係ないの?なんなの?

・舞台が1988年なんですが、なんで80年代にする必要があったの?なんなの?

・面白くなかったとか、つまらなくてムカついてるんじゃなくて、なんなの?と単純に疑問が多いが観直したり調べたりするほどの興味がわかないこの感じなんなのマジで?

ムーンライト

2016年/アメリカ

監督:バリー・ジェンキンス

出演:トレヴァンテ・ローズ、マハーシャラ・アリ、ジャネール・モレイほか

エグゼグティブ・プロディーサー(権利所有者)にブラッド・ピット

f:id:hidali_kiki:20170504105736j:plain

ーーーーーーーーーーーーー

いじめられっ子の半生を美しい映像で追った映画。

アカデミー賞の発表間違え事件で広く知られたのでは。私もその時知って、観るまでどんな内容なのか知らなかったのですが、映画館に行くたびに嫌というほど予告編を観せられていたのです。が、予告編を観ても(なんかスッゲェいじめられとる)位しか情報が得られず、とても楽しみな気持ちで足を運びました。

エート、一番印象に残ったのは映像の美しさ!「ドライヴ(2011年/アメリカ)」という映画におけるピンク色のような感じで、ほとんどすべてのシーンに青色が入っているんです、それが物凄く美しかったです。パステルブルー、薄いブルー、濃いブルー、エメラルドブルー、家の壁、学校のドア、お母さんの服、家の家具、リュックサック、空、海…画面全体に目が向くようになっている。

内容なのですが、なんと言ったらいいか、うまく言葉にできません。観ながら「ここで終わったら予想外すぎて面白いなー」と思ったところで終わったんです!!つまり予想外すぎたのです!

彼は世の中のマイノリティの中でもマイノリティ、そのさらにマイノリティを自ら選ぶような生き方しか出来ていなくて。いじめられっ子だし、家族も友達も信じられなくてひたすら可哀想でとても共感(誰でもこういう気持ちってあると思うので)するんです。で、映画だから最後になにか展開があるんだろうと思いますよね。少しあるんですが、悲劇の重みと釣り合う希望は最後まで描かれないまま。

それが映画の感想に悪く影響したわけではなくて、いろいろな気持ち、特に子どもの頃に感じた孤独感とか親に対する感情、他人に対する怖い気持ち、そういったものを思い出させてもらえました。とにかく美しい映像で悲しみを表現したり、明るい曲でかなしみを際立たせたり、アメリカっぽくない繊細な映画でした。

アカデミー賞だしGWだし、ということで老夫婦とか女性グループとか若いカップルとかが多かったですが、さぞかし微妙なムードになっただろうな…

<メモ>

・同行者と話していたら印象に相違があって面白かった。私は自立の映画だと感じたけれど、同行者は恋愛の映画だと印象を受けたそうだ。恋愛経験の違いだろうか。私はあのまま別れて二度と会わないと思うのだけど、逆の印象を受けた人もいるのだろう。

・相手を好きになる過程に割く説明が少なく、どのくらい好きか・どこが好きかが伝わらなくて、だからラストもそこまで悲しくなかった。

・しかし、原作があるのにそれを読んでいない時点であらゆる考察は無駄というかとにかく読めって感じなんだろうな。

・たいへん美しく素晴らしい映画だけど、「反トランプ」の意思表示に使われた一面も(大いに)あったと思う。

・白人が全然出てこないし自然豊かなので、どこの国かなと思いながら観ていたけど、最初から最後までアメリカだった。

・グニャグニャした文字の字幕(昔っぽい、手書きっぽいやつ)の映画久しぶりだった。


映画『ムーンライト』予告