猿の惑星
原題/PLANET OF THE APES
1968年/アメリカ
監督:フランクリン・J・シャフナー(脚本/マイケル・ウィルソン、ロッド・サーリング)
出演:チャールトン・ヘストンと猿たち
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ストーリーも結末も知っているが観たことがなく。
創世記とかを観たいな、と思ったのでどうせなら初めから!と思い手を伸ばしたが、50年も前の映画なのだと改めて実感。1968年って50年も前!?計算あってる!?あってる!
ベトナム戦争とそれを取り巻く人種差別問題、左翼活動、のなかでうまれたヒッピーブーム、ウーマンリブ・・・、当時この映画はセンセーショナルだったんだろうな。特に序盤、アメリカ合衆国国旗がやたら目につく。1968年といえばビートルズがインドに行ったりしていた頃。
言葉が通じるのに意思疎通が出来ないというのは本当に恐ろしい。言葉が通じないより恐ろしさは増す。戦争なんか最たるもんかもしれない。
藤子・F・不二雄先生の異色短編集のなかの「ミノタウロスの皿」を思い出した(あれらは海外のSF作品から大いにインスピレーションを受けているのだろうけれど、私にとっては漫画のほうが先だ)。ウスたちのなかでくらす人間たちは言葉が話せたけれど。あれはいい漫画なんだよな、さいご泣きながらちゃんと食べるところがね。話が逸れたことを謝る義理はないね?
正直に申し上げて、やっぱりちょっと古い映画は観るのがしばしば辛い。眠くなる。が、結末のところは、知っていたにせよやはり衝撃だった。われわれは、逃げても逃げてもお釈迦様の掌のなか。
<メモ>
・宇宙船でタバコ吸ってる!
・そういやプラネテスでも吸ってたな姉さんが!
・宇宙船のベッドんとこ、中銀カプセルタワービルみたいでかっこいい!(考え方が逆かもしれない)
・3人の制服が機能性ゼロ。水たくさん吸うし伸縮しないし
・もいじゃうのかよ!お花、もいじゃうのかよ!やっと見つけた生命の息吹、もいじゃうのかよ!そして3人でお花囲んじゃうのかわいかったよ!
・ヤッホーって泳いでて服持ち去られちゃうのアメリカ人ぽくてかわいい