カリガリ博士
1919年/ドイツ
監督:ロベルト・ウイーネ
出演:コンラート・ファイト、ヴェルナー・クラウス、リル・ダゴファー
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サイレント映画。パブリックドメインのため、youtubeで観ました。
建物、道、服装、すべてが倒錯的で歪んでいる。主人公(語り部)の精神状態を表しているというか、回想だからぐちゃぐちゃなんだろうな、ドアが歪んでるのとか遠近感崩れる感じがすごくいいです。好きです。
そしてこれを観ながら、この世界観みたことある。何だったかな…ともやもやしていた。ティム・バートンはだいたいこんな感じだからそれかしら。と諦めかけて思い出した。夢野久作の「ドグラ・マグラ」。
わたしがドグラ・マグラを読んだときあたまの中で想像していた景色はまったくこんな感じだった。白黒だったし、うすもやがかかっていた。中学生のときだ。
調べたところ夢野久作の日記で「カリガリ博士みてきた」と記述があるらしい。根暗が時空を超えてつながった!
最後が物議をかもしている映画なわけですが、ドグラ・マグラっぽいと書いただけでまぁ、ネタバレになりますね。