コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団
2016年/アメリカ 原題/Yoga Hosers 88min
監督:ケヴィン・スミス
出演:リリー=ローズ・メロディ・デップ、ハーレイ・クイン・スミス、ジョニー・デップ、ケヴィン・スミス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジャスティン・ロングほか
コンビニでバイトしてる女の子ふたりに色々あるB級映画。スターウォーズのパロディっぽいのは日本のみ(内容には関係ない)。「Mr.タスク(2014年/アメリカ)」という映画のスピンオフ。原題に使われている”Hosers”はカナダ英語のスラングだそうで、『ばか、野郎、やつら』みたいな意味。作中では終始『ヨガ馬鹿コンビ』と言われている。
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B級コメディが観たい。と思っていたときにツタヤのアプリで見つけて、スターウォーズのパロディをJKが!それは超下らなくて面白い、と思って借りたのですが全然違った。”Hoser”と”Force”をパット見で勘違いしたのです。
スピンオフ作品というのを観たあとに知ったのですが、それを差し引いてもすごい「よくやったな」と思わされる映画です(面白くなさすぎて)。監督とジョニー・デップ本人とそれぞれ娘が出演しており、観終わった時『我々のかわいい娘たちのメモリアルと節税を兼ねて映画作ろう~!』という流れだったのかなとか思いました。なにしろ面白いと思わせようと思って創ってないのを隠そうとしてないのがすごい。ほぼ自主制作。
内容は…なんかコンビニでバイトしてる女の子ふたりが…バンドやったり…ヨガ教室行ったり…サタニストの先輩にパーティ誘われたり…あとなんか2~3人死んだり…ちっちゃいソーセージがナチスで…いろいろあって戦ったりしてズッ友だよみたいな感じで…そうそう、ズッ友だよみたいな事よく言ってて…みたいな映画です。
舞台がカナダだったり、そもそもナチスが絡む理由もヨガが絡む理由も全く不明で、とにかく意味不明。でも調べたりする興味が1ミリとして残らないです。
唯一笑ったとこ、ヨガ教室の名前が”Yogi Bear”っていうんですけど、ワーナー・ブラザーズから苦情の電話が掛かってきたシーンが面白かったです。
▼ヨギ・ベア。
あと一緒に観た人が「なんのために作ったんだろう」と言っていたのが面白かったです。
”BASIC”という若者言葉?スラング?が勉強になりました、字幕では「くだらない」がよく使われていて、=uncoolみたいな意味合いでしょうか。と調べたら”Basic bitch”とか言い回しもあって勉強になりました。(ベーシックビッチちゃんの行動をまとめた動画が面白かったです。ゴズリンはそういう位置づけなんだな)
ふたりともやる気ない女子で、サタニストも出てくるし、もっとシニカルだったらゴーストワールドっぽい印象を受けてたかもと思いまいしたが真面目に考えるだけ時間の無駄のような気がします。あ、ジョニー・デップの娘は痩せすぎだけど可愛かったし歌も上手かったですが、「ジョニー・デップの娘」であることが彼女に与えられた一番の才能のように思いますが真面目に考えるだけ時間の無駄のような気がします。ちなみに私が中学生時代に発症したファンタジー映画アレルギーはジョニー・デップ由来です。それでは。