ズートピア

2016年/アメリカ　108min

監督：リッチ・ムーア、バイロン・ハワード（制作：ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ）

声の出演：ジニファー・グッドウィン、ジェイソン・ベイトマン、イドリス・エルバほか

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うさぎが頑張って警察官になって悪を追うアニメーション映画。いろんな動物がいろんな仕事や生き方をしているのをコミカルに描く。面白い。

 いろんな動物がいる世界、そして悪が塀の中へ、ということでSINGとかぶりますが、SINGよりキャラクターが可愛かったし素材感？ふわふわな感じがあって良かったです。うさぎのしっぽがもう（癒）。

小動物専用の街とか、通勤電車のカバ用通路とか、キリンにコーヒー渡すシューターとか、「ちゃんといろんな動物用に制服作ってる」とか、生態によって気候が違う街があるとか、スマホのマークがりんごじゃなくてニンジンなとことか、ストーリーに直接関係ない『いちいち小さいことが画面の端から端まで一瞬たりとも気を抜かず面白い』というディズニーの本気でした。

大人が観ても面白いと思います。交通違反の切符を切る仕事という『するほう』『されるほう』『するのを見るほう』すべてが微妙な気持ちになる仕事が底辺の象徴として描かれていたり、実家の農場の両親に対する描き方だったり、真っ直ぐな瞳で職業差別してくるような感じもありましたが、こまけぇことはいいんだよっていうか、予想通り面白かったです。100分くらいの映画が気負わずに観られていいです。以上です。