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観た映画を記録するのみ。感想休止中。

■ 6月のまとめ(10本)

  1. 美しい星
  2. きっと、うまくいく
  3. 猿の惑星・征服
  4. シャッターアイランド
  5. 宇宙人ポール
  6. アートスクール・コンフィデンシャル
  7. シティ・オブ・ゴッド
  8. お嬢さん
  9. ゾディアック
  10. undo

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いろんな国のいろんな映画を観ました。平日の17時に電車に乗っている人を無作為に10人選んで並ばせたかのような関連性のなさ。

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undo

1994年/日本 RT/47min

監督:岩井俊二

出演:山口智子豊川悦司

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山口智子がいろんなものを縛る映画。

いぬの代わりにカメを飼うことになり、カメの水槽を包んでいる紐をパチンと解き、山口智子歯列矯正の金具を外し、色々ゆるめたところでなぜか山口智子が狂い始めていろいろ縛り始める。文字通りいろいろ縛る。物理的に縛る。

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ゾディアック

2007年/アメリカ RT/2H42min

監督:デヴィッド・フィンチャー

出演:ジェイク・ギレンホールマーク・ラファロクロエ・セヴィニーロバート・ダウニー・Jr、ほか

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新聞に風刺漫画を描いてる主人公が、殺人事件の犯人を探すためにめっちゃがんばる映画。

「セブン」と同じ監督なので観ました。1968年から1974年にかけて、サンフランシスコで実際に起こった殺人事件をもとにしているそうで、現在も未解決だそうです。

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お嬢さん

2016年/韓国 原題/The Handmaiden RT/2H47min

監督:パク・チャヌク

出演:キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウほか

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エロ本収集に勤しむ家系の貴族の娘が最終的にでかい鈴を膣にねじ込むエロ映画。

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シティ・オブ・ゴッド

2002年/ブラジル

監督:フェルナンド・メイレレス

出演:アレクサンドル・ロドリゲス、レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ、アリシー・ブラガ、ほか

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ブラジルの子ども任侠映画

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アートスクール・コンフィデンシャル

2006年/アメリカ (日本未公開)

監督:テリー・ツワイゴフ(原作:ダニエル・クロウズ

出演:マックス・ミンゲラソフィア・マイルズジョン・マルコヴィッチほか

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連続殺人が起こってる美大で若者たちがサクセスを目指して、悪魔に魂を売る映画。

ものすごく最悪な話。ものすごく嫌な、人間の話。その描き方が非常に巧みで、後味は悪いし最悪だけど、人間がその選択をしてしまった理由の単純さ、ひたむきさが余りにも直情的で、矛盾してるけど(べつに矛盾はしてないか)素晴らしい映画だった。

絵画や映画や彫刻などで成功を志す若者たちが、他者との比較で苦しみながら藻掻くさまは「いかにも学園青春もの~」と思った。さいしょはコメディかなーと思いながら観ていた。ダニエル・クロウズの自伝的なコメディかなーと。見事に騙された。

▼忘れたくないので感想とあらすじを書きなぐります。※観る方は読んではいけません。

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宇宙人ポール

2011年/アメリカ 原題/PAUL

監督:グレッグ・モットーラ

出演:サイモン・ペッグニック・フロストジェイソン・ベイトマンシガニー・ウィーバー、ほか


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めちゃくちゃおもしろかった!!

コミケ&UFO名所巡り旅行のためアメリカに来ているイギリス人2人が、エリア51の基地から逃げてきた宇宙人・ポールとひたすら逃げる、熱い友情ロードムービー

とにかくポールが魅力的!めっちゃかわいい!👽宇宙人好きはたまらない映画。起承転結も単純明快、安心して観られたしアメリカを一緒に旅行している気分になれた。

そしてもう笑えるシーンがたくさん。スピルバーグに映画のアドバイスしたり、息止めてる間だけ透明になれたり、シガニー・ウィーバーが出てるだけで大爆笑。主演のコンビの仲の良さも微笑ましい。ラストはちょっとホロリとしました。どうして別れは悲しいんだろう。

残りの人生であと何本映画が観られるだろう?という考え方をするとき、名作だったり価値観が変わるような哲学的な作品だったり、大きな影響がありそうなものを無意識に選択してしまっていたのかも。と少し反省。思えば恋愛映画と並んでコメディ映画はあまり観ない。反省。小難しい映画ばっかり観てる気がするので、あー、もっといろいろ観てみます。

いろんな映画への愛にあふれるオマージュが敷き詰めてあって、詳しい人はもっと楽しいんだろうな。キャンピングカーでポールのロケ地そのまま追う旅をしたい。生きる目標がひとつ増えたね!ありがとうポール!アイラブポール!

シャッター アイランド

今後の人生で観るかも知れない方は読まないことをオススメします

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2010年/アメリ

監督:マーティン・スコセッシ

出演:レオナルド・ディカプリオミシェル・ウィリアムズベン・キングズレーマーク・ラファロ、ほか


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猿の惑星・征服

1972年/アメリカ  原題:CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES

監督:J・リー・トンプソン

出演:ロディ・マクドウォール、ドン・マレー、リカルド・モンタルバン、ほか

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シリーズ四作目。

ほとんど義務感でこのシリーズを観ており、ストーリーを知った上で観ているので残念なことに驚きや感動は無かったです。作中の設定は1991年で、前作のラストで死んだコーネリアスジーラの子ども・シーザーが世界中で奴隷化しているゴリラとチンパンジーを焚き付けて革命を起こすという話。1991年といえども1972年の作品なので、なんていうかまぁ古いんですが、それを見るのは楽しかったです。この時代のアメリカの女性って本当に可愛いです。

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奴隷化したチンパンジーが美容院で働かされてるシーン

あとこの作品での人間は、意図的に黒いタートルネックのファッションなど無個性さが強調されていました。ビート・ジェネレーションビートニクともいって、ヒッピーの元祖のような思想運動に熱中してた学生、みたいなイメージのようです)の影響もあるかも知れません。かれらはネクタイへの反発としてタートルネックだったみたいなので違うかもですが、ふわっと連想。

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オリジナルシリーズの猿の惑星も残すところ「最後の猿の惑星」一作となりました。個人的には、今作はいまのところダントツで面白くありませんでした。終盤なんか殆どギャースカ言ってるだけなので、ふくらはぎを揉んだり爪を切ったり洗濯もの畳んだりしながら観れたので他の映画より効率が良かった点がいいところでした。

 

猿の惑星(1968年) ←Done!
②続・猿の惑星(1970年) ←Done!
③新・猿の惑星(1971年) ←Done!
猿の惑星・征服(1972年) ←Done!
⑤最後の猿の惑星(1973年)
猿の惑星: 創世記(2011年)
猿の惑星: 新世紀(2014年)
猿の惑星:大戦紀(2017年公開予定)

 

きっと、うまくいく

2009年/インド  原題/3 IDIOTS

監督:ラージクマール・ヒラニ

出演:アーミル・カーン、R・マドハヴァン、シャルマン・ジョシ、ボーマン・イラニ、ほか


きっと、うまくいく(字幕版)

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なっげぇぇぇぇェェェェェェェェェ!!!!!

なっげえええええええええええ!!!

 

内容は笑いあり感動あり踊りありラブありサクセスありの大学生活物語です。あらすじはWikipediaを読んで、あなたが頭で想像したものまさにそのままです。面白いですよそりゃ。面白いです。長いです。以上です。

<メモ>

・宗教がフラットに描かれていた(分かっただけで仏教、ヒンズー、イスラム、キリストが特別な脚色なく描かれていた)。

・ネットでよくみるアメリカンジョークネタが2つあってムッ…?と思った(一方ロシアは鉛筆を使った、的なやつと名前知られてないことを利用してテストの回答用紙を紛れさせるやつ)

・インドって国土も広いし、旅行になかなか行けない層が大多数だからか、インド各地のいろんなところを移動するロードムービー的要素もあった。映画が最大の娯楽というだけある。

・長い。気軽に観始めるのではなかった。私が監督だったら90分に収めさせるけど私は監督ではないし私が監督だったらここまで売れてないので自分が辛かっただけです。

・主演の人が中学時代のM原先輩にソックリで「先輩長いっス…」とずっと語りかけてた

美しい星

2017年/日本

監督:吉田大八(原作:三島由紀夫

出演:リリー・フランキー亀梨和也橋本愛中嶋朋子佐々木蔵之介ほか

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あ、自分、宇宙人だわ…と気づいた家族が、それぞれの使命を果たすべく色々したあと家族愛でまとまる映画。

めちゃくちゃ大好きです。めちゃくちゃ面白かったです。

まず、いままで観た吉田大八作品が大好きということで、予告編も観ずポスター以上の情報を持たないまま、期待大で観に行きました。そしてその期待を裏切られませんでした。

お父さんとこどもふたり(兄と妹)が「自分、宇宙人だわ」と気づくんですが、まぁ周りからしたら完全にきちがい扱いされる訳です。お父さんは完全にヤバイ人になるんですが、私が特にジーンときたのは橋本愛

「ぼく金星人なんだ」と名乗る男性との出会いによって彼女も”自分は金星人である”と気づくのですが、じつはその男性の素性は嘘で、まぁけっこうなクズで、でもその男性は彼女の言葉でいうと『触媒』ということのようなのです。意味わかんないと思いますがそういうことなんです。若い女性でもあるし男性絡みなので(恋愛にほだされて盲信しているのでは…)と思ってしまうように描かれてるし結構最後までそういう描かれ方をしてる。のですが、彼女はそれを受け入れて、取り込んで、乗り越える。

こういうことって私の人生でもあったな、と思える部分。相手がついた嘘をなにか啓示のように感じ、ひたむきに信じることで自分の大切な信念を持つきっかけになったり。酷く共感して涙が出ました。

やや政治的な話のあたりが(寄生獣を彷彿とさせる感じ)低脳には若干ダルめだったり、各々の設定について説明が少なく「ム?」となるとこもあったんですが、エキセントリックな映像美、音楽の美しさ、橋本愛の美しさとキャストの演技の自然さのお陰で気になりません(亀梨くんの役者としての顔を知らなかったですが、ふつうに良かった、自然でした)。リリーフランキーはちょっとお父さん役としてどうかと思いましたが、原作では高等遊民らしいのでまぁ、それらしいのか。

恥ずかしながら原作を未読なので、読もうと思います。地球人であるお母さんが最後にお父さんを信じること、信念は向いてる方向が違っても、家族であるということ。書ききれないのですが大好きな映画になりました。6月1本目が素晴らしい映画で嬉しいです。DVD出たら買いますし、宇宙や宇宙人が好きでムーとか読んじゃうしオカルトブームの時代が好きな趣味の合う人には諸手を挙げて勧めたいです。

<メモ>

リリーフランキーみると「トントントントン、ヒノノニトン」と頭に流れて邪魔だった

橋本愛がほんとうに美しい、あと音楽が良かった。サントラもあるそうなので考え中です。

・とにかく、ポスターの色使いとデザイン、明朝体。好きな感じにどストライクでポスター欲しいです

・金沢で、ふたりで一生懸命UFOを呼ぶシーン、あのシーンが一番良かった

・お父さん、温暖化を防いで美しい自然を守ろう、とずっと熱弁してきたのですが、最期にネオン街を見て「美しい」と感じていた。歩いている人々、その暮らしを見て。

・最後に向かうのは皮肉にも福島県の立入禁止区域で、豊かな自然に入るわけですが。

・屋上で円盤呼ぶシーン、屋上つながりで「桐島、部活やめるってよ」を彷彿と。

・一家の台所にあった食器洗剤がウチと同じで嬉しかったです。フロッシュの重曹配合のやつです。ソーダのにおいがします。右はパンフレットです。

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■公式サイトに映画と原作のちがいが解説してあり興味深かったです

映画『美しい星』公式サイト

 

■ 5月のまとめ(7本)

  1. 不思議の国のアリス
  2. インセプション
  3. はじまりのうた
  4. ムーンライト
  5. ドニー・ダーコ
  6. ゴーストワールド
  7. インド・オブ・ザ・デッド

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すでに6月に入っていることにようやく気がつきこの文章を書いております。

5月はしごとがいそがしかったです、家に持ち帰り作業したりも結構あったですし、観る時間があっても観る気が起こらない日もわりとありました。悪いことではないと思ってるのですが。

わたしの一年間を考えますと。けっこうこれから繁忙期に入るのでさらに減るかもしれませんが、性格的に観すぎも良くないのだろうなと考えたりしますし、誰に強制されているわけでもないのでマイペースで趣味を楽しみたいと考える所存です。そして選ぶ映画も引きずる系が多いので、意識してスチャラカッと観れる映画を選んでスカッとして寝る感じにしたいです。梅雨~夏は外に出たくないほど嫌いな季節ですが、肉体も精神も願わくば健康で。

ネットレンタル進捗

 下記のエントリで書いた件ですがその後如何でしょうか。如何でしょうか自分。

無料期間も含めて、借りたのは8本。そのうち有料期間に入ってから観たのは3本。ちなみに月額は2,014円なので…、単価がエライ高いですね。

使ってみて、うーん…と思う点。

①2本ずつしか借りられない

②タイムラグがある(クズなので、あーポスト行くの忘れたー。というのが多い)

コスパ悪い(その人のライフスタイルに依ると思うのですが。)

良い点はやっぱり作品数が多いこと。「アート・スクール・コンフィデンシャル」なんて、あることに感動しました。あと、監督名とか主演名などで探せるのもいい。続編があればサジェストが出るし、観た人のレビューや点数なども参考になる。作品賞受賞、とかの経歴もわかる。

 

2本ずつしか借りられないので、毎回ものすごい厳選するんですね。それは楽しいといえば楽しいですが、なんていうか観たいものしか観ないっていうか、いやそれでいいんだけど、厳選しすぎてしまって「その場の気分とか勢いで借りてたタイプのもの」を観なくなってしまいます。具体的に言うと猿の惑星なんですけど。

ちなみにいま「借りたいものリスト」は56本あります。いまの視聴ペースで2本ずつ借りてたら3年くらいかかる気がします。よつばと!の最終巻とどっちが早いか勝負しますか。

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現時点でのリストを書いておきます。みたことあるやつ(もう一回観たいやつ)もポイポイ放り込んでるので、全て未視聴ではないです。

DVDって、パッケージを手にとって裏の解説みたりするのもたのしかったんだなと思い知りました。店舗にないようなのだけガーッと借りてから解約しよかな…という気分になってしまっております。うーん、毎日のように観れる時間が取れたら最高にコスパ良いんだろうな。

▼いまの借りたいリスト▼

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インド・オブ・ザ・デッド

原題:GO GOA GONE

2013年/インド

監督:クリシュナ・D・K・ラージ・ニディモールー

出演:サイーフ・アリー・カーン、クナール・ケームー、ヴィール・ダースー、プージャー・グプター、アーナンド・ティワーリー、ほか


Go Goa Gone (Unseen Trailer) | Saif Ali Khan, Kunal Khemu, Vir Das & Anand Tiwari

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インドのビーチリゾート・ゴアの離島でゾンビが大量発生する映画。日本の公式ツイッターえらく捨て身だったことで、公開時話題になりました。

様々なハリウッド映画のパロディを交えた、B級中のB級ゾンビ映画なんですが。序盤からゴアに行くまであたりはかなりハイセンスというかスピード感があって、洗練されていて単純に面白かったです。音楽もよい。

登場人物の、いかにも頼りになりそうなおっさんが本当に最初から最後まで無駄なく頼りになるのです。そのチートっぷりは小学1年生における4月生まれの子のようなのです。なので大したピンチもなく、「手に汗握るハラハラドキドキ!」はありません。

「インドにゾンビがいるわけないだろ!」「何言ってんだ、グローバル化の時代だぞ!?」って喧嘩したり、「ゾンビのフリしたら意外とバレないかも!映画で観たし!」ってゾンビのフリしたり(わりと成功していた)、書ききれないけど終始コミカル。いわゆる”死亡フラグ”を意図的に試したり避けたり、という国籍問わず笑える部分が多かった。

ドラッグは良くないね…という感じのメッセージが若干伝わってきましたが、エンドロールでぐちゃぐちゃにラリってるあたり、あぁ安定のインドだね。と思いました。

ゴアってイビザ島みたいなレイブパーティが夜な夜な繰り広げられてる場所らしいのですが、ビーチもあってインドの熱海っていうか、新婚旅行の定番(熱海=新婚旅行というのは過去の話ですが)らしく、いつか行ってみたいなーと思います。個人的にはゴアの街とか、離島以外の描写がもっと観られたら楽しかったです。

最後、ゾンビと一緒に派手なカーテンコールがあってほしかったですが…残念。「アタマを空っぽにしてひとときボーっとしたいんです…」と後輩から相談を受けたら勧める映画かも知れません。

<メモ>

・最初、ふたりが観てる映画がMJのスリラーのインド版で面白かった

・よーし笑うぞー、と期待値高すぎる状態で観たのが敗因。娯楽に勝敗求めてはいけませんが…

・原題がすごく好きです。日本の配給会社のかたも原題には拘りを持ってたようで。

・踊ってくれよー。これはほんと残念。

ゴーストワールド

2001年/アメリ

監督:テリー・ツワイゴフ(原作:ダニエル・クロウズ”GHOST WORLD")

出演:ソーラ・バーチスカーレット・ヨハンソンスティーブ・ブシェミほか

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好きなシーン

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女の子の依存と自立の映画。

f:id:hidali_kiki:20170513010532j:plain  原作より

一番といっても言い過ぎではないというか、映画を好きになるきっかけになったような映画です。少なくとも50回は観てると思う、台詞や流れる音楽も殆ど覚えてるほど。台詞も特徴的というか原作に忠実で、totally,rules,riotあたりのスラングはこの映画から学んだ(使うときないですが)。何度観ても飽きることなく、どうしてか1年に数回観たくなるときがある。そして、観るたびに違うシーンでハッとしたり、小道具や表情など細かい部分の意味に気がついたりする。

好きだと思った男性も寝た瞬間になんかやっぱり好きじゃないような気になってきて無視したりして。幼馴染と一緒に住む約束をいきなり反故にしたり、やっぱり一緒に住みたいと喚いて呆れられながら許してもらったのに、やっぱり辞めたり。人を振り回して傷つけて、ほんとに行動だけ見たら酷い女の子なんだけどこのクズっぷりは共感しないではいられないのです。ものすごい性格ねじまがってるんですが、わたしもものすごい性格ねじまがってるので自分を見ているようで随所で泣けます。とにかくコメディや人物描写、ファッションや色使いが見ていて楽しいくせに、最後は不安で終わる。

原作の漫画も持っているのですが、ソーラ・バーチスカーレット・ヨハンソンは奇跡のキャスティングだと感動します。2人とも漫画から抜け出してきたよう。特にソーラ・バーチはこれ以上ない見た目と演技!スカーレット・ヨハンソンも、かすれた低い声が本当に可愛い。

台詞だけでなく全体の雰囲気が原作に忠実で、原作への愛と敬意が伝わります。

次に観るのはいつだろうか、そんでその時わたしは何を考えるんだろうな。観るたびに、初めて観たときの気持ちに引き戻されるというか、10年経ってもずっと変わらず好きなものって人生でそうそうないので、生きているうちはずっと宝物です。

 

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これはメイキングから。べったり。ソーラ・バーチはいま何をしているんだろう。いまも第一線でイケイケのスカーレット・ヨハンソンをテレビや映画館で目にして、この頃のことをたのしく懐かしく思い出したりしているんだろうか。